登場人物
- クラウド・ストライフ (Cloud Strife)
- 年齢:21歳
- 出身:ニブルヘイム
- 身長:173cm。
- 血液型:AB型
- 誕生日:8月19日
- 特徴:本作の主人公。「チョコボ頭」などと劇中でいじられるハネた金髪が特徴。自称・元ソルジャーで、現在は「なんでも屋」をしている。5年前のニブルヘイム事件直後、宝条によりセフィロスコピーの実験体にされた。この際に魔晄漬けにされてジェノバ細胞も埋め込まれており、その影響から過去の記憶が曖昧になる。「興味ないね」の口癖どおり冷めた性格をうかがわせるが、やや負けず嫌いな面も持ちバレットとは対立しやすく、現金なところもある。物語が進むにつれ、奥手ながら純真かつ素直で冗談好きな本質を取り戻していく。乗り物酔いが酷いが自分で運転するほうが気が紛れてマシらしい。装備武器系統は剣で、身の丈ほどある大型のものを使用する。
- バレット・ウォーレス (Barret Wallace)
- 年齢:35歳
- 出身:コレル
- 身長:197cm
- 血液型:O型
- 誕生日:12月15日
- 特徴:反神羅組織「アバランチ」のリーダーであるテロリスト。故郷と家族(最愛の娘のマリン (Marlene) は実子ではない)を奪った神羅カンパニーへ復讐を誓い、新生アバランチを結成。神羅カンパニーに所属した過去を持つクラウドに何かと因縁を付ける。粗暴な性格だが口数は多く、独り言が絶えない。神羅に騙され故郷コレルの破滅を防ぎきれなかった自身に罪悪感を抱えている。序盤は仲間たちのリーダーとして威力的に振る舞うが、次第にクラウドやシドを立てるようになっていく。装備武器系統はギミックアーム。マシンガンやバズーカなどの遠距離用とドリルやチェーンソーなどの近距離用に大別される。
- ティファ・ロックハート (Tifa Lockhart)
- 年齢:20歳
- 出身:ニブルヘイム出身
- 身長:167cm
- 血液型:B型
- 誕生日:5月3日
- 特徴:本作のヒロインの一人。クラウドの同郷であるが交流は乏しく、知人以上の幼馴染未満として幼少期を過ごす。快活に振る舞い、酒場セブンスヘブンを切り盛りする看板娘。本質は慎重で奥手であり、感情そのままの直言が多いエアリスに比して、クラウドへは親愛と皮肉を込めた物言いが多い。ニブルヘイム事件で神羅を憎み、アバランチに参加。セフィロスの手で焼かれたニブルヘイムから格闘の師匠ザンガンによって救出され、ミッドガルヘ。その後クラウドと再会するが彼の言葉と自分の記憶に噛み合わない部分を感じ、滅びた同郷の人間に会えた喜びの裏で、疑念を抱くことになる。それらを確かめる事を含め、助っ人としてアバランチへと誘った。クラウドとニブルヘイムの本当の過去を体験している数少ない人物として、精神世界からクラウドを救い出す重要な役割を担う。装備武器系統はグローブ。ザンガン流格闘術の使い手であり、スピーディな肉弾戦で戦う。
- エアリス・ゲインズブール (Aerith Gainsborough)
- 年齢:22歳
- 出身:アイシクルロッジ出身
- 身長:163cm
- 血液型:O型
- 誕生日:2月7日
- 特徴:本作のヒロインの一人。ミッドガルに住み、花売りをしている女性。古代種の末裔(純血ではない)。物静かな見た目だが、本質は積極的で天真爛漫。明るい性格で、奥手なティファに比して、誰にでも天衣無縫でストレートな物言いが多い。自らの境遇を知りつつも義母との日常を営んでいたが、神羅の計画とクラウドとの出会いをきっかけに、自身の持つ使命と向き合っていく。セフィロスの目論見を阻止するため、忘らるる都でホーリーを呼ぶための祈りを捧げた。クラウドの疑似人格のベースとなったザックスは初恋の相手であり、その影響下にあるクラウドに興味を持つ。装備武器系統は杖(ロッド)。木製より鉄棒が多く、打撃武器としても扱う。
- レッドXIII (Red XIII)
- 年齢:48歳(人間の年齢に換算すると15 - 16歳)
- 出身:コスモキャニオン出身
- 身長:不明
- 血液型:不明
- 誕生日:不明
- 特徴:神羅カンパニーの研究所で実験サンプルとして扱われていた、絶滅寸前の四足獣種族の生き残り。人語を操り、非常に寿命が長い。名前はサンプルとしてのコードネームであり、本名はナナキ。宝条によりエアリスと交配させられそうになったところをクラウド達に救出され、旅に同行する。序盤はムリして大人びた態度をとるが、故郷へ戻ったのを機にして本来の幼さを取り繕わなくなる。装備武器系統は髪飾り。自身の猛りに影響し、戦闘力を上げる。
- ユフィ・キサラギ (Yuffie Kisaragi)
- 年齢:16歳
- 出身:ウータイ出身
- 身長:160cm
- 血液型:A型
- 誕生日:11月20日
- 特徴:神羅との戦争に負けて腑抜けの観光地となった故郷ウータイの回天を目指して、マテリアを狙う忍者の末裔。忍びとしてそれなりの実力はあるが、縄抜けが未熟だったりとまだまだ半人前。とびきり陽気な性格だがマテリアや宝物には目がなく手癖が悪い。ルーズソックス等の奔放な着こなしは故郷の父には大目玉を食らっている。クラウド以上に乗り物酔いがひどく、ハイウインドでは連絡通路でいつも気分悪そうにしている。拳を「しゅしゅしゅ!」とやるのが癖。仲間にしなくてもクリアは可能。装備武器系統はブーメラン型の巨大手裏剣。水や土を操る忍術もリミット技で扱う。
- ケット・シー (Cait Sith)
- 年齢:推定4歳
- 出身地:不明
- 身長:100cm
- 血液型:不明
- 誕生日:不明
- 特徴:流暢な関西弁で話す、自称占いマシーンの黒猫のぬいぐるみ。普段はデブモーグリのぬいぐるみの上に乗っている。占いの結果はかなりいいかげん。実は神羅カンパニー幹部で都市部門統括であるリーブが遠隔操作しており、神羅側のスパイとして強引にクラウド達に加わる。物語途中で完全に裏切りを明かし、マリンを人質に取るなどしてパーティとしての旅を続けるが、同時に仲間たちに感化されており、後半では神羅を裏切った二重スパイとしてバレットやティファを処刑から救出する。装備武器系統はメガホン。デブモーグリに命令を出すための道具で、高性能なものほど伝達精度が高くなりデブモーグリも強くなるという設定[40]。
- ヴィンセント・ヴァレンタイン (Vincent Valentine)
- 年齢:27歳(実年齢50歳以上)
- 出身地:不明
- 身長:184cm
- 血液型:A型
- 誕生日:10月13日
- 特徴:ニブルヘイムの神羅屋敷の地下の棺桶で老いずに眠っていた男。昔のタークスの元メンバーで、宝条に逆らった結果、被験体とされ、人ならぬ存在と成りモンスターに変身する能力を得た。序盤のクラウド以上にクールで冷めた性格で、熱くなるのは宝条と対峙する場面などごくわずか。主張も口数も少ない。仲間にしなくてもクリアは可能。装備武器系統は銃。片手で扱うものをメインとする。
- シド・ハイウインド (Cid Highwind)
- 年齢:32歳
- 出身:ロケット村在住
- 身長:178cm
- 血液型:B型
- 誕生日:2月22日[41]
- 特徴:かつて神羅カンパニーが宇宙開発に力を入れていた時代の提携エンジニアであり、凄腕のパイロットでもある。愛煙家。過去にロケット発射が失敗に終わって神羅の宇宙開発予算が削られていく中で冷遇されており、社長がルーファウスに変わった事を予算復活のチャンスと取るが、結果的には神羅とは決定的に対立しクラウドたちに同行する。口は悪く、作戦会議中に寝ているなど厚顔な振る舞いもしょっちゅうだが、ハートは熱い。神羅カンパニーには彼のファミリーネームから名づけられた飛空艇「ハイウインド」があり、後半は拝借して仲間達の船となる。ハイウインドの責任者という事もあり、クラウドが離脱しているタイミングではバレットに担ぎ上げられてパーティのリーダーに抜擢される。装備武器系統は槍。その他、ダイナマイトや飛空艇の掩護などの火力も扱う。
- セフィロス (Sephiroth)
- 年齢:?歳(25 - 30歳?)
- 出身:ニブルヘイム
- 特徴:かつて「神羅カンパニーにこのソルジャーあり」と言われた男。物語の鍵を握る人物。「正宗」という大太刀を駆る。ジェノバプロジェクトに関する人体実験により、体内にジェノバ細胞が存在する。後にその事実を知り、人類と星に対する激しい憎悪に取りつかれる。
- 出典:「ファイナルファンタジーⅦ」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2005年6月19日(日) 03:47 UTC、https://ja.wikipedia.org/wiki/ファイナルファンタジーⅦ#登場人物
あらすじ
- 対神羅テロ組織「アバランチ」として活動するクラウドは、魔晄を吸い上げてエネルギーに変えて繁栄するミッドガルにて古代種と呼ばれる特別な種族の一人の少女エアリスと出会う。
- また、クラウドの同胞であり神羅の傭兵部隊ソルジャーの英雄であるセフィロスは神羅と手を切り、ジェノバと呼ばれる化物を自分の姿に変えそこから立ち去ってしまう。
エアリスは約束の地と呼ばれる魔晄があふれ出すと呼ばれる土地を知っている唯一の人物でその場所を探している神羅に狙われているおり、クラウドは彼女を助け一緒に良からぬ事を考えているセフィロスを追うため旅をする事を決める。
様々な場所を旅した結果、たくさんの仲間を作り、また多くの情報を知ったクラウド達は、ジェノバがかつて星を壊すために飛来した生物で古代種たちに阻止された事を知る。 - 神羅は豊富な魔晄の地を探しており、それが約束の地にあると発見しそれを探すためガスト博士を筆頭に古代種の研究をしていた。ジェノバを古代種と勘違いしたガスト博士は幼少期にジェノバの細胞をセフィロスに埋め込んだ。そのためセフィロスは、ジェノバと同じように古代魔法「メテオ」を使用して星を壊すことで星がその部分を修復する際にあふれ出るライフストリームを吸収して星と一体化しようとするセフィロスの狙いを知る。
エアリスはメテオを止めるため、古代種のみが使える魔法「ホーリー」で星を守ろうとするが、その詠唱している最中にセフィロスに殺害されてしまう。
ホーリーは発動されたのだが、セフィロスがその効果を封じてしまう。
一方、クラウドも神羅がかつてジェノバ細胞を研究していた時の被験者であり、自身の今までの記憶はジェノバ細胞により作られたものだと勘違いをして自分を見失う。
幼馴染のティファの懸命な介助により自分を取り戻したクラウドは星を守るため、セフィロスに戦いを挑み破る。 - 大きな隕石が星に落ちてくるが、間一髪ホーリーの発動が間に合い、メテオを跳ね返し星に平和が訪れる。
500年後、かつての魔晄で溢れたミッドガルを姿を失い廃墟となっていたが、その周りでは草木が生い茂り星は活気を取り戻していた。
起承転結
- 起:クラウドは対神羅テロ組織「アバランチ」として活動し、ミッドガルにて古代種の少女エアリスと出会う。その後、神羅を裏切ったセフィロスを追うため冒険にでる。
- 承:世界を旅して、たくさんの仲間と出会い、セフィロスの目論見を知る。古代種の故郷にてホーリーを唱えるエアリスが殺害され、クラウドも自分を見失ってしまう。
- 転:ティファの懸命な介助によってクラウドは自我を取り戻し、ホーリーを妨害しているセフィロスと最後の決戦をして倒す。
- 結:500年後の未来にレッド13とその子供がいて、廃墟になったミッドガルとその周りに豊富に生い茂る草木を眺めている。
感想
ガスト博士という一人の研究者によって全てが狂ってしまった話のように思いました。
研究の誤りを訂正し、資料に残すことによって少なくともセフィロスはニブルヘイムを破壊する事はなかったのかもしれません。
しかし、古代種を復活させるという実験は既に始まっており、ジェノバを復活する手助けをしてしまったことはもう取返しのつかない事実でその責任を放棄して逃げたかったのもまさに心理のように感じました。
ガスト博士だけが悪者ではなく、元々は星の力を使ってエネルギーを得ようとする人類の決断こそがその元凶を招いてしまったこともあり、彼だけを責めることは出来ません。
実際の地球の問題にも直結する内容で非常にリンクしながら話を進める事が出来たので非常に面白い作品でした。